リサイクル業を長く営んでいますと、色々な人と出会えます。
道外に引越で転居されメール連絡だけの人から、お得意さんとして年に何度も札幌でお会いする方。
リサイクルショップを一緒に見学に行ったり、お食事に行ったり、仕事を手伝ってくれる(手伝わされている?)お客さんもいます。
反対に大病になり、お会い出来なくなった方もいます
こちらは古物台帳の記録から2012年の7月にお客さんから戴いたルパン三世のセル画と仮面ライダーの写真。
セル画は、ご自身が高校生の頃に描いた作品だそうです。模型の制作が得意なお客様でした。
2008年に初めて出張買取依頼のお電話を戴いた時には、
「今直ぐに買取りに来てくれるかな」とか、買取り金額をお伝えすると「その気分査定なら●●●●店と同じでダメだなぁ」など、とにかく厳しい買取りでした。
しかし高く買い過ぎた当社が儲かっていないと解ると、「これは絶対に売らないよー♪」と言っていたフィギュアやアニメグッズを、次の買取の時には格安で譲ってくれる優しい方でした。
2013年の春、お部屋に呼ばれた際、入院すると報告を受けました。
後日、入院したと連絡が入ったので病院にお見舞いに行くと、
「いやぁ、参った。抗がん剤が強すぎて先週、死にかけたよ。タバコまた買ってきてね。」
2013年の初夏にお見舞いに行くと、心配そうなお母さんを横に
「退院したらさ、例のガレージキットの再塗装してあげる。来春くらいに連絡するから。またタバコ買ってきてね。あ、ライターも」
同年の秋に電話すると
機械音声で「お客様のおかけになった電話番号は、現在使われていません」
・・・あれから1年経ちました。
このような電話鳴りませんかね。
「あのさ、実は転院して完治したんだよ。また買取りに来てくれるかい。今直ぐに」
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